ブロックリーゲームズは、Googleが提供している、プログラミングの勉強ができる無償のサイトです。このゲームは、同じくGoogleが提供しているBlocklyというビジュアルコードエディターをベースに作られています。この記事では、ブロックリーゲームズを終わられた方の次のステップである、プログラミング言語の習得について、Blocklyを利用して紹介していきたいと思います。この記事は”その5”です。
”その4”までで作成した内容(赤字部分)
ゲームのルール(プログラムの流れ)
- 1~999の間でまず当てるべき数字(himitu)を決めます。(乱数利用)
- プログラムが完成するまで当てるべき数字を印刷(判断ロジックが正しいか確認用)
- 以下を10回まで繰り返し、11回目には”10回で正解出来なかった”メッセージを出して終了
- 予想の数の入力(yosou)してもらう
- もし、yosouとhimituが等しい場合は、”正解”メッセージ表示して終了
- もし、yosouがhimituより小さい場合は、”もっと大きい”メッセージを表示してⅣに戻る
- もし、yosouがhimituより大きい場合は、”もっと小さい”メッセージ表示してⅣに戻る
前回で、プログラムが完成しましたので、続けるために、前回保管したブロックを、復元します。復元のアイコンをクリックすると、復元の確認メッセージが表示されるので、OKをクリックします。
ブロックが、復元されます。
python導入1.前回までで、Blocklyでプログラムは完成していますので、出来上がったプログラムをpythonで実行するためにpytohnを導入します。pyhon導入手順は色々な方が作成されていますので、その中で分かりやすい以下の記事を参考に導入して下さい。ガンマソフト㈱様の記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
なお、2017/12/3現在、公式サイトからダウンロードできるのは3.6.3です。
pythonでBlocklyで作ったプログラムを実行1.pythonを導入後、python IDLEを開きます。以下のウインドウが開きます。
2.file→new file を選択して、IDLEエディターを開きます。
3.IDLEエディターが開きました。ここにBlocklyで作ったプログラムコピーします。
4.blocklyでpythonを選択して、プログラムを表示します。
5.マウスの左ボタンで全ての行を選択して、右クリックしてコピーします。
6.コピーした内容を、3でひらいたエディターのペーストします。
7.ペーストしたプログラムを、実行する前に名前をつけて保存します。名前は、high_low.pyとします。pyはpythonの実行プログラムという事を示しますので、絶対pyにして下さい。high_lowは自分の好きな名前で問題ありません。
8.プログラムを実行するために、Run→Run Moduleを選択します。
9.するとIDLE画面に、プログラムの最初のメッセージが表示されます。
10.あとは、blocklyで実行したときと同様です。以下のようになります。
11.これでblocklyで作ったpythonプログラムが、上手く動くことが確認できました。
12.他にも、blocklyでプログラムを作ってみて下さい。しかし、blocklyで作業中のデータは1つしか保存できませんので、今回作ったプログラムをファイルで保存する方法を説明します。(blocklyにファイル保存機能を組み込めばよいのですが、現在うまく動いていないので)まず、blocklyのxmlを開いて下さい。
13.この内容を、全ての行をコピーして、先ほどのプログラム同様に貼り付けます。保存の際に、今回はhigh_low.txtにします。次に、このデータをコピーしてblocklyのxmlに張り付ければプログラムが復元できます。
14.この次の記事は、pythonについてもう少し詳しく紹介できればと思います。
コメントを書く