ブロックリーゲームズは、Googleが提供している、プログラミングの勉強ができる無償のサイトです。このゲームは、同じくGoogleが提供しているBlocklyというビジュアルコードエディターをベースに作られています。この記事では、ブロックリーゲームズを終わられた方の次のステップである、プログラミング言語の習得について、Blocklyを利用して紹介していきたいと思います。この記事は”その4”です。
”その3”までで作成した内容(赤字部分)
ゲームのルール(プログラムの流れ)
- 1~999の間でまず当てるべき数字(himitu)を決めます。(乱数利用)
- プログラムが完成するまで当てるべき数字を印刷(判断ロジックが正しいか確認用)
- 以下を10回まで繰り返し、11回目には”10回で正解出来なかった”メッセージを出して終了
- 予想の数の入力(yosou)してもらう
- もし、yosouとhimituが等しい場合は、”正解”メッセージ表示して終了
- もし、yosouがhimituより小さい場合は、”もっと大きい”メッセージを表示してⅣに戻る
- もし、yosouがhimituより大きい場合は、”もっと小さい”メッセージ表示してⅣに戻る
前回は、上記のⅠ~Ⅴまで当てるべき数字 himitu が yosouと同じ正解のメッセージを表示するところまで作りました。まず、前回保管したブロックを、復元します。復元のアイコンをクリックすると、復元の確認メッセージが表示されるので、OKをクリックします。
ブロックが、復元されます。
Ⅵ、Ⅶの作成1.まず、himitu より yosou が小さい場合を作ります。正解の場合の”もしも実行ブロック”を利用しますので、もしも実行ブロックを右クリックして表示されるメニューから複写をクリックします。
2.コピーされましたので、まず、比較ブロックを以下のように himitu より yosou が小さい場合とします。
3.メッセージブロックを、以下のように修正します。yosou の数が himitu より小さいので、”答えはもっと大きいです”のメッセージを表示します。
4.正解の”もしも実行ブロック”の下に組み込みます。
5.いま作った”もしも実行ブロック”をコピーして、比較ブロックとメッセージを修正します。今度は、himitu より yosou が大きい場合です。修正結果は以下です。
6.5で作ったブロックを、4と同様に”もしも実行ブロック”の下に組み込みます。ワークスペースは以下のようになります。これで、ほぼ完成です。
7.以下が実行例です。
8.このままでは、10回で正解出来なかった場合、何もメッセージを表示しないで終わってしまいます。ここでは、最後に”残念でした。10回で正解できませんでした”のメッセージをだして終わるようにします。論理ブロックグループから、もしも実行ブロック、比較ブロックを選択。数学ブロックから数字ブロックを選択。変数ブロックから、i変数ブロックを選択、テキストブロックから印刷ブロックを2つ選択。以下のようになります。
9.考え方としては、iが10以下で繰り返しブロックを抜けてきた場合は正解であり、11であれば10回で正解出来なかったことになるので、それを調べるためにiが10以下か比較ブロックで比較します。
10.次にもしも実行ブロックに”他”を追加します。
11.メッセージを入力します。
12.ブロックを組み合わせます。iが10以下なら正解メッセージ、iが11なら不正解のメッセージを表示します。
13.いま作ったブロックを、最後に組み合わせた最終版が以下です。
14.これで完成ですが、実際にゲームとして使うには、以下のブロックを削除すればOKです。
15.もし、今日作ったブロックを保存するときは、”ブロックを保管”をタップしてください。以下の確認メッセージが表示されますので、OKをタップすると保管されます。
次回は、python実行環境で出来上がったプログラムを実行してみたいと思います。次の記事をご覧ください。
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