当サイトは2020年小学生のプログラミング必修化に関して、関連する情報を纏めています。

Micro:bit(マイクロビット)で学ぶ 2

Micro:bit(マイクロビット)で学ぶ 2

 

Micro:bitを購入しました。初めて使ってみた結果を纏めましたので、参考にしてください。

購入品

私は送料無料になるのでAMAZONで購入してしまいました。私が購入したものは以下です。①セットアップガイド、②安全ガイド、③電池ボックス、④単四電池、⑤Micro:bit本体、⑥USBケーブルです。
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注意:当記事はMicro:bitの初期モデルの記事です。V2ではスピーカーやマイクなどが追加されましたので、V2の動きも追記しました。初期モデルV1.5と新しいV2とのハードウェアの比較記事はこちらです。

パソコンに繋いでみる

 

Micro:bit V1.5の動き

USBケーブルを使ってパソコンにつなぐ(または電池ボックスを繋ぐ)と、Micro:bitに電源が入り確認用プログラムが自動的に動きます。ここでLEDやA,Bボタンが正しく動いているか確認できます。手順は以下の通りです。青文字は操作です。

全LEDが点灯し、その後点滅して全消灯→HELLO.表示→左向き矢印とA繰り返し表示→『A』ボタンを押します→LED点滅→右向き矢印とB繰り返し表示→『B』ボタンを押します→LED点滅→SHAKE表示→Micro:bitを手に持って振ります→LED点滅→CHASE THE DOT表示→Micro:bitを傾けると点灯したままの1つのLEDがその方向に動くので、1つだけLEDが点滅している所まで持っていきます点滅しているLEDが違う場所に変わるので、同じようにします→GREAT! NOW GET CODING!表示→アイコンをいくつか繰り返し表示し続けます。

 

Micro:bit V2の動き

※LED点灯時にスピーカーから音が出ます
全LEDが点灯し、LEDが点滅して全消灯→HELLO : )表示→左向き矢印とA繰り返し表示→『A』ボタンを押します→LED点滅→右向き矢印とB繰り返し表示→『B』ボタンを押します→LED点滅→SHAKE表示→Micro:bitを手に持って振ります→LED点滅→TILT表示→Micro:bitを傾けると点灯したままの1つのLEDがその方向に動くので、1つだけLEDが点滅している所まで持っていきます点滅しているLEDが違う場所に変わるので、同じようにします→CLAP!表示→手を叩く毎にLEDに1から5まで表示されますWOW!表示→アイコンをいくつか繰り返し表示し続けます(この時ハートが表示されている時に、A,Bボタンを同時に押すとゲームができます。動く1つのLEDをMicro:bitを傾けて点滅しているLEDの所に移動すると、動くLEDが2つになり点滅しているLEDが他の場所に移動します。同じ事を繰り返して動くLEDを長くしていきます。)

もし、最初からやり直したい時は、リセットボタンを押すかUSBケーブルを接続しなおせば良いです。後ほど、自分の作ったプログラムをMicro:bitにコピーすると、この確認用プログラムは消えてしまいますが、Micro:bitのウエブサイトからダウンロードできます。以下のような『工場出荷状態に戻す』ページが開きますので、下のほうにある『BBC-MicroBit-First-Experience-1460979530935.hex』『OutOfBoxExperience.hex』をダウンロードして、Micro:bitにコピーします。

注:Micro:bit V2がリリースされましたので、プログラムが新しくなりました。このプログラムは以前のMicro:bit(V1.5)にコピー可能です。

パソコン側の動き

エクスプローラーを開くと、以下のようにMICROBITというデバイスが追加されています。MICROBIT.HTMをダブルクリックすると英語版のMicro:bitサイトが開きますので、日本語版サイトはこちらからアクセスしてください。
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プログラムを作ってMicro:bitで動かす

 

2021年8月11日更新
ブロックエディターが新しくなりました。ブロックの外観が変わりましたが、使い方はほぼ同じです。当記事は今までのブロックエディター(V0)のブロックを基に記事を作成していますので、新しいブロックエディターのブロックと見た目が異なりますので、ご了承ください。今後、順次新しく追加されたブロック等に対応していきます。
ブロックエディターを開く

https://makecode.microbit.org/』を選択すると、以下のような画面になります。
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新しいプロジェクトをクリックすると、以下のような画面となりプログラムができるようになります。その右には自分が作成したプログラムのアイコンが作られています。以前のプログラムを修正したい場合などはそちらをクリックするとエディターが開きます。
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以下は、前のバージョンの画面ですが、ブロックの形状が異なっている以外はほぼ同じですので、使い方を簡単に追記してあります。
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V0ブロックエディターを開く
2018/10/25までのV0ブロックエディターを開く

ここから開きます。

 

もし、ブロックエディターが初めての方は、当サイトで紹介しているブロックリーゲームズを実際にやって頂けると分かりやすいと思います」。

レッスンをやってみる『温度を測ってみよう』

今から実際にレッスンの中から1つ選んでプログラムしていきます。12のレッスンがありますが、そこから『温度を測ってみよう』をやってみます。
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 レッスン内容 

このレッスンは、Micro:bit上にある温度センサーと加速度センサーを使って、ジェスチャー(ゆさぶる)で温度を表示するプログラムを作ります。

ステップ1

1-1.ブロック種類『入力』から 『ゆさぶられた』ときブロックを選択します。
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1-2.ブロックの『ゆさぶられた』の右側にある▼をクリックすると、以下のようにMicro:bitをどのようにしたらという事を色々選択できます。このレッスンでは『ゆさぶられた』のままにしておきます。
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ステップ2

2-1.ゆさぶられたときに温度センサーの『おんど』を保存するための変数を作ります。変数の名前は『おんど』とします。ブロック種類の『変数』から『変数を追加する...』をクリックします。
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2-2.変数名を入力するメニューが表示されるので、『おんど』と入力してOKをクリックします。
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2-3.変数『おんど』に温度センサーの温度を入れるためにブロック種類『変数』から『変数おんどを0にする』ブロックを選択します。
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2-4.プログラミングエリアは以下のようになっています。
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ステップ3

3-1.ブロック種類『入力』から、温度ブロックを選択します。
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3-2.『温度』ブロックをドラッグして、『変数おんどを0にする』ブロックにドロップします。
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3-3.『変数おんどを温度にする』このブロックをドラッグして、『ゆさぶられたとき』ブロックの内側にドロップします。
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ステップ4

変数『おんど』の内容が分かるように、『おんど』をLEDに表示します。

4-1.ブロック種類『基本』から、『数を表示』ブロックを選択します。
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4-2.『数を表示』ブロックをドラッグして、『ゆさぶられた』ときブロックにドロップします。
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4-3.ブロック種類『変数』から『おんど』変数ブロックを選択します。
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4-4.プログラミングエリアは以下のようになっています。
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4-5.変数ブロック『おんど』をドラッグして、『数を表示』ブロックにドロップします。
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4-6.プログラムは完成ですので、シュミレーターで確認します。プログラムで『ゆさぶられたとき』ブロックを使ったので、シュミレーターにSHAKE(振る)ボタンが追加されていますので、ボタンをクリックします。
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4-7.シュミレーターに温度計が表示(最初は21℃)され、LEDに21とスクロール表示されます。これでプログラムがうまく動くことが確認できました。
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ステップ5

プログラムをMicro:bitで動かしてみます

5-1.左下にある、ダウンロードボタンの右にある青いアイコンをタップすると、プログラムに名前を付けて保存ができます。
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5-2.プロジェクト名を変更メニューが表示されるので、名前を入力して保存をクリックします。この例では、プログラム名を『おんど』にしました。
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5-3.保存するかとか名前を付けて保存するかとか確認メッセージが出る場合は、保存してください。ダウンロードフォルダーに『microbit-おんど.hex』というファイルが出来上がっていますので、ドラッグしてMicro:bitにドロップします。
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5-4.以下のようなメッセージが表示され、プログラムがMicro:bitにコピーされます。
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5-5.Micro:bitを振ってみると、温度が表示されました。
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注意:管理人の注意不足で、マイクロビットのプログラム作成から実際に動かしてみるまでを紹介するのに、少し難しいレッスンを選んでしまっていました。申し訳ありませんでした。。

以下の順で見ていただけるとマイクロビットのホームページのレッスン順になります。

micro:bit(マイクロビット)で学ぶ 1micro:bit(マイクロビット)で学ぶ 2『温度のアクティビティー』19『アンサリングマシン』20『数当てゲーム』5『サイコロ』6『トゥルース・オア・デア』8『マジック8ボール』21『ラブメーター』3『じゃんけんゲーム1』4『じゃんけんゲーム2』7『マジックボタン』無線の紹介シリアル通信の紹介

 チャレンジ 

これでレッスンは終了ですが、チャレンジとして以下が紹介されていますので、挑戦してみてください。

  1. 使っている人に温度だと分かるテキストを追加する
  2. 温度の記号を追加する (摂氏:℃、華氏:℉)
  3. ボタンを押すか、別の動作をした時に温度を摂氏から華氏に変換して表示する(華氏=(摂氏x1.8) + 32)

チャレンジの回答例は次の記事で紹介します。

当記事で使用した部品


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