2020年10月にMicro:bit V2が発表され、11月から日本でも購入できるようになりました。今までのMicro:bit(V1.5)との違いを紹介します。参考にした情報はこちらになります。
外観の違い
V2の特徴
- スピーカー実装
- マイク、マイクオン表示用LED実装
- タッチセンサー機能付きロゴマーク
- スリープ機能により電源に繋いだままで電源オフ可能、電源オン表示用LED実装
注:今まではバッテリーを外すか、USBコネクターを外さないと電源オフできませんでした。V2では電源に接続したままリセットボタン長押しで電源LEDが点滅して電源オフになります。 - Micro:bitから供給可能な電流が90mAから190mAに強化
- ブルートゥース、無線アンテナが分かりやすいように金メッキで表示
V1.5とV2の比較
V1.5 | V2 | |
プロセッサー | Nordic Semiconductor nRF51822 | Nordic Semiconductor nRF52833 |
メモリー | 256kB Flash 、16kB RAM | 512kB Flash 、32kB RAM |
インターフェース | NXP KL26Z, 16kB RAM | NXP KL27Z, 32kB RAM |
マイク | 無し | MEMs マイクロフォン、表示用LED |
スピーカー | 無し | オンボードスピーカー |
ロゴタッチ | 無し | タッチセンサー付きロゴ |
コネクター | 25ピン 【専用GPIO x 3,PWM,i2c,SPI,ext,ワニ口クリップ用端子 x 3】 | 25ピン 【専用GPIO x 4,PWM,i2c,SPI,ext,ワニ口クリップ用端子 x 3】切欠き付きコネクター |
I2Cバス | 他のセンサーと共有I2Cバス | 専用I2Cバス |
ワイヤレス | 2.4Ghz Micro:bit Radio/BLE ブルートゥース 4.0 | 2.4Ghz Micro:bit Radio/BLE ブルートゥース 5.0 |
電源 | USBポート経由5V、エッジコネクター経由3V、バッテリー経由3V | USBポート経由5V、エッジコネクター経由3V、バッテリー経由3V 電源LED、リセットボタン長押しで電源オフ(電源LED点滅) |
電流 | 90mAまで供給可能 | 190mAまで供給可能 |
モーションセンサー | ST LSM 303 | ST LSM 303 |
ソフトウェア | C++,Makecode,Python,Scratch | C++,Makecode,Python,Scratch |
大きさ | 幅5cm x 高さ4cm | 幅5cm x 高さ4cm |
参考情報
- V2をサポートするMakecodeはこちらから
- V2をサポートするPythonエディターはこちらから
- V1.5で作成しダウンロードし保存してある.hexファイルをそのままV2にダウンロードするとエラーになります。一度V2をサポートするそのプログラムを作成したエディターで読ませてから、再度ダウンロードしてください。エラーメッセージは :( 029 です。
- 逆にV2でサポートされたスピーカー機能などを使ったプログラムをV1.5のMicro:bitにダウンロードすると 927 エラーメッセージが表示され、動きませんので注意してください。
今後も注意事項がありましたら、追記していきます。
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