前回は、テスト用プログラムでゲームパッドのボタンを押すと、ボタン名をMicro:bitに表示するところまで紹介しました。今回はMoto:bitという製品を使いテスト的に戦車を動かすまで紹介します。
1.Moto:bitとは
SparkFunという会社が製造して、日本ではスイッチサイエンスさんが取り扱われいるMicro:bitのロボット拡張用ボードです。このボードに直接Micro:bitが接続でき、2つのDCモーター、6つのセンサー、2つのサーボモーターなどが接続できます。電源は3V~11Vに対応しておりMicro:bit、モーターなどに電源供給してくれます。戦車に組み込むには少し大きいのですが、確実に動くはずなのでこれでテストし、最終的に独自のモーター制御回路にしていきたいと思います。以下、戦車の砲塔部分に実装したMicro:bitとMoto:bitです。
2021/7/27追記:最新のMicrobitはV2となりますが、当記事はMicrobit V1を基にしています。V1.5とV2の違いはこちらをご覧ください。
2.Moto:bit用にテストプログラムを修正
3.Micro:bit とIpadでテスト
前回の記事では、Micro:bitとアンドロイドスマホをペアリングしてテストする方法を紹介しましたが、この記事ではIpadでテストしてみます。残念ながらゲームパッドはIpadでは有料アプリとなってしまいましたが、ペアリングとLED点灯などのテストは無料アプリで確認可能です。以下の3つのアプリをIpadに導入しました。そのアプリの使い方を紹介します。
nRF Connect:このアプリではIpadとMicro:bitをブルートゥースでペアリングでき、Micro:bitで動いているブルートゥースサービスが確認できます。
Bitty Blue:このアプリは、アンドロイドアプリのMicro:bit Blueからゲームパッド機能を除いたアプリで、LED点灯やボタンなどのテストができます。
bitty controller:ゲームパッドアプリです。このアプリのみ有料です。
戦車を動かす2回目の記事は以上です。次のステップでは、車体内に収まるモーター制御回路を作りたいと思います。プログラムもMoto:bitではなく、DI/DOの出力を制御する形に変更予定です。
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