コンピューターはパソコン、iPad、アンドロイド端末等で現在は身近な存在ですが、メインフレームコンピューターは1950年代に開発された主に企業の基幹業務に使われている大型コンピューターの事です。
2017年に開催されたこのコンテストが2018年も開催されています。
現在、IBMが小学生から大学生までを対象に、IBMのメインフレームに関する実践的なスキル習得を目指したプログラミング・コンテストを実施しています。パート1は手持ちのパソコンからメインフレームにアクセスして、勉強ができるようになっています。そして、パート2ではシステムプログラマーの体験をしたうえで、パート3でプログラミングチャレンジしてみるという内容です。成績優秀者は、ニューヨークツァーや日本IBMの研究所ツァーに招待されるので、ぜひ参加してみて下さい。期間は2017/7/10から2017/8/31ですので、夏休み中に課題を解くことができます。
なぜ、IBMがこのような事を実施するかというとメインフレームのソフトエンジニアが高齢化していて、若い方にメインフレームに興味を持っていただきたいためです。今回のコンテストでぜひメインフレームとはどんなものなのかを経験していただければと思います。以下のリンクから2018年の情報が見れます。
当ブログ管理人はIBMメインフレームのハードウェアエンジニアでしたので、今回のようなコンテストにはぜひ参加していただきたいと紹介させていただきました。(入社後15年くらいはオフィスコンピューターと呼ばれていたSystem/3、System/32、System/34、System/36、System/38のエンジニアで、その後メインフレームの4300シリーズ、3090シリーズとUnixコンピューターのRS/6000のエンジニアでした)
最新のメインフレームは『IBM Z』と呼ばれていますが、初めて発表されたのは1952年でIBM701と呼ばれていました。その後、1964年にIBM System/360、1970年にSystem/370と拡張されていきます。詳しくは以下の記事をみていただければと思います。古い話ですが、1964年に開催された東京オリンピックではIBMのオンライン情報システムが使われました。
2017/8/27更新:残念ながら、このコンテストはもうすぐ終了します。少しでもメインフレームにご興味があれば、アルテシード様が運営されている『メインフレーム・コンピューターで遊ぼう』というサイトがありますので、一度ご覧ください。
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